物流における様々な課題を中立的な立場で、検証、解決に導く物流専門コンサルティング会社|株式会社オムニ

サイトマップ 個人情報保護
株式会社オムニ
お問い合わせ

コンサルティング事例紹介

ダイヤグラム運行の積込み時間予測方式を刷新Case Details


出荷物量の増減や新商品対応などにより、トラックへの積込み時間にバラツキが生じて定時に出発できない。
日々の受注内容に応じて運行スケジュールを変更して、常に「定時定着運行」を実現したい。


事例詳細

主な支援項目

(1)現行のトラック積込み時間予測方式の解析。

(2)実際に発生している時間と予測した時間が大きく相違している点を中心に原因を追求。

(3)「定時定着運行」を実現するための、新しい積込み時間予測方式の立案。


バリデーション〔検証〕

【STEP1】現行のトラック積込み時間予測方式の解析と実態との比較・原因追求

  • 運行コース別の「平均出荷物量」÷「平均積込み能力値」で一律に積込み時間を算定していた。
  • 実際に計測した時間と比較・分析すると、出荷物量によって積込み能力に差があることが判明した。

  ①積込むケース数が100ケースと1,000ケースの場合では、後者の方が約5倍積込み能力が高かった。
   → 物量が多いとその分まとめて積込むことが可能になるため能力が高くなる。

   ≪結論1≫ 「積込みケース数によって積込み能力を設定」する必要がある。

      (例)  積込みケース数      積込み能力
         100ケース以下……………170ケース/時
         101~200ケース………230ケース/時
         1,000ケース以上  ………800ケース/時

  ②次の商品を探す手間時間を検証すると、1時間に積込める最大オーダー行数は35行であった。
   → 積込みケース数のみで時間を算定すると、オーダー行数が多い場合に遅れてしまう可能性がある。

   ≪結論2≫ 60行以上の場合は「オーダー行数基準」で積込み時間を算定する。


【STEP2】各コースの基準物量を平均出荷物量からハイアベレージ(※)物量に変更

  • 運行コース別基準物量を過去の「平均出荷物量」から算定していたため、約半分は「平均を超える日」となってしまっていた。
  • 「ハイアベレージ物量」で設定することにより、約80%が「設定値以内に収まる日」となり、ピーク物量にも対応可能な仕組みを構築した。
    ※ハイアベレージ:平均を超えた部分のみで再び平均を算出したときの数値。平均値の約1.5倍程度になる。


【STEP3】新しい積込み時間予測方式の立案

  • 単純に平均能力値から積込み時間を出すのではなく、毎日の運行コース別の受注内容に応じた設定能力から時間を算定する方式に変更した。

   ≪積込み時間算定の手順≫

    手順①:積込みオーダー行数が59行以下の場合は、積込みケース数別の設定能力から時間を算定。
        (例) 115ケース/トラック ÷ 230ケース/時 = 30分

    手順②:積込みオーダー行数が60行以上の場合は、MAXの35行/時を使用して時間を算定。
        (例) 70行/トラック ÷ 35行/時 = 2時間


ソリューション〔解決〕

 積込み物量(ケース数)視点のみでなく、積込みオーダー行数視点からも能力に影響が出ることを考慮した予測方式を導入したことで、「予測精度の向上」・「定時定着運行」を実現した。
 短期間(約2週間)の出荷データから作成した簡易的な予測方式であるため、顧客ニーズに即応できるよう継続的にブラッシュアップを実施している。


お問い合せフォームはこちら