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『【コラム】“物流センターマテハン設備の保守点検とリニューアルの重要性”第1回(全5回)』

2018.11.7

当社物流コンサルタントの馬場聡がBCPの観点から見たマテハン設備の保守とリニューアルの重要性を具体例を交えて、皆様にお伝えする連載がスタートしました。ぜひご一読を。

 

1.物流業界を取巻く課題

現在の物流業界は、「庫内作業者の不足」や「トラックドライバーの高齢化」、「長時間労働の常態化」など社会全体の労働人口減少に伴う課題だけでなく、「再配達の増加」や「ECビジネスへの対応」、「物流サービス競争の激化」など、関連業界特有の課題も多くなってきている。

特に、事務用品通販大手で発生した火災による稼働停止は、商品を取扱うすべての企業に対して、「物流におけるBCP(事業継続計画)対策」の問題提起となったのは記憶に新しい。

「物流におけるBCP対策」とは、安定的に商品の供給を継続することへの対策と言い換えることができる。

物流センターを保有・運営している企業は、センターの安定稼働を続けることがマストになる。マテハン設備を導入している場合には、設備が持っている能力を継続的に維持することが必須条件となる。

消費者ニーズの多様化やECビジネスの拡大に伴い、より高度なマテハン設備の開発・導入が進められているが、その設備が持っている能力を十分に発揮させることができなれば、事業会社本体へのダメージは計り知れない。

 

2.設備の稼働率低下に伴うリスク

2017年2月に事務用品通販大手で発生した火災は物流業界のみならず日本中に大きな衝撃を与えた。

この火災の影響で物流センターは、長期間の稼働停止を余儀なくされた。

火災の原因やその対策がクローズアップされているが、物流センターの稼働率低下(最悪の場合は稼働停止)のリスクは火災によるものだけではない。

マテハン設備を導入している企業であれば、設備の故障やオペレーションミスによる稼働率低下のリスクを常に抱えていることを忘れてはならない。

もっとも、「コンベヤが停止した」、「庫内LANの通信ができない」など日々多くのトラブルが発生し、忘れるどころか日常的に悩まされている企業も少なくないのではないか。

また、発生時点では小さいトラブルかもしれないが、そのトラブルが積み重なることで、近い将来にセンターの稼働率を著しく低下させる可能性があることを常に意識しておく必要がある。

先の会社のように複数の大規模な物流センターを持っている場合でも、今なお100%の原状復帰には至っていないようである。

 

3.マテハン設備の変遷と企業の対応

・・・第2回へつづく



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